チョコのことを綴ります。
チョコは雛の時から、私が体調を崩すと、チョコもよく同じ症状になりました。
例えば、以前別のブログに書いたことがあるのですが、私の左瞼の腫れが何かのアレルギーで治らなかった時のことです。
当時乗せていた写真です。
チョコも同じく左瞼が赤くなってしまいました。
そうすると、私の症状が治るんです。
不思議なパワーを持った子でした。
4月に突然体調を崩し、入院していたピースが退院した翌日のことです。
ピースの退院を喜んでいたのもつかの間、チョコの異変に気付きました。
なんとなく、口を開けて呼吸しているように見えます。
コウメと比べてみると、コウメはしっかり口を閉じているのですが、やはりチョコの嘴は少し開かれてます。
飛んだ後は、肩で息をしているように見えます。
もしかしたら気のせいかなぁと思う程度でしたが、病院に連れて行きました。
肺に炎症があると診断されました。
抗生物質の投薬治療が始まりました。
1週間経ちましたが、呼吸が荒いのは改善されませんでした。
でも、食欲も元気もあったので少し安心していました。
1週間後、抗生物質の種類を変えることになりました。
それがぴったり合ったようで、2週間後の診察日までには、すっかり良くなりました!
それどころか、朝からよくさえずりをしますし、よく動き回ります。
私の行くところ、行くところ着いてきて、いつも以上に甘えてきました。
ピースもチョコも元気になったので、本当に嬉しかったんですよね。
年齢が21歳ということもあったので、少し覚悟はしていたのですが、30歳まで生きるのでは♪と、この時思えるほどの回復ぶりでした。
淡路島への旅行を決めたのもこの時です。
一泊2日の旅行でしたが安心して楽しんできました。
旅行から帰ってきてからです。
チョコの食べる量が少なくなってきているように感じました。
そして、黒い糞が見られました。
「黒い糞 インコ」で調べてみると、消化器官からの出血の可能性が高いと書かれていました。
病院に連れて行きました。
糞を調べてもらうと、血液は混じっていませんでした。ホッと胸をなでおろしました。
(ちなみに担当の先生は、先住鳥の小桜インコや大病を何度もしたコウメがお世話になったスペシャリストの先生で、診断に対する信頼度は絶大です。人間的にも尊敬出来る素晴らしい先生です)
食べないことで鮮やかな緑色の糞になるのは絶食便なのですが、黒い糞になることもあるんだそうです。
その日は、食べることを期待して輸液と抗生剤の注射をしてもらいました。
帰宅後、チョコの大好物の麦おやつと茹で卵をおいしそうに食べました。
でも…皮つき餌は、ほんの少ししか口にしませんでした。
でも翌朝は、全く食べなくなりました。
茹で卵や麦おやつを口の前に持って行っても食べようとしません。
何かを悟ったかの様にじっとしています。
思いました。もう、チョコはこの世界から旅立つことを決心しているのだと。
病院を予約していたので、迷いましたが連れて行きました。
あの時連れて行っておけば…と後悔するかもしれないと思ったからです。
口から矯正餌給する手段もあると聞きましたが、本人が食べたくないと主張しているのでやらないことに決めました。
延命治療になるだけの輸液の注射もやめました。
つまり、楽に自然な状態で逝かせてあげたかったのです。
先生も、その方が良いと思うと言って下さいました。
肺炎の時には104gあった体重も72gになっていました。
触っても骨が分かります。2日間で軽く弱弱しくなってしまいました。
先生に感謝を述べて帰ってきました。
一緒に涙ぐんで下さった先生の優しさを思い出すと今でも涙が出ます。
3枚目からの写真は、その日の写真です。
出来る限り一緒にいて過ごしました。
保温の為に、ペットヒーターを入れ、塩ビシートで鳥かごを覆っていたのですが、外に出たがりました。
ヒーターの真上は、暖かかったのでそこに乗せました。
長い間、元気な時もよく眺めていた庭と畑をずっと見ていました。
コウメもそうですが、ピースとルーナのことを受け入れてくれたこと。本当に感謝です。
オット君が仕事から帰ってくるまで頑張って待っていたように思います。
一人ずつチョコにありがとうのメッセージを伝えました。
ピースに近づけると、いつもするように敬意を表してお腹を見せていました。
ルーナは、優しくくんくん匂いを嗅いでいました。
コウメは…。相変わらず攻撃しようとしていました(笑)
それに対してチョコは、キッと反撃するしぐさをみせました。そんな力が残っていたとは。
最後までチョコとコウメらしい姿だなと思いました。思い出すと笑みがうかびます。
夜も遅いので、いつも寝ている部屋に連れて行きました。
焼き菓子、ベーグル作りが終わった後、恐る恐るいつも寝る時被せている布をめくると、うつぶせになり動かなくなったチョコがいました。
最後の姿は見られたくなかったようです。
保温していたからなのか、硬直はしていたものの、暖かかったです。
私達が悲しむことを知っていて、ベーグル作りを始めるまで、踏ん張ってくれていたんだと思います。
最後の最後まで気を使ってくれました。
そして、やっぱりピースが元気になったのは、私達の悲しんでいる姿を見ていたチョコが…と思わずにはいられません。
今頃、天国で元気にしていると思います。
先輩オカメちゃんも紹介していただきましたので、色々教えてもらっていると思うので安心です。
時々私達の様子をのぞきにきたりするのでしょうか?
その時、チョコが笑顔で安心出来るよう、みんなで楽しく前向きに過ごすことがチョコへの何よりの供養だと思っています。
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